岩垂純一による痔の日帰り手術Q&A
Q. 入院しないと出血など緊急の際に大丈夫ですか?
A. 十分注意して出血を防ぐ手術をします。また、万が一の対応も万全です。
肛門手術後の出血は早期出血と晩期出血に分けられます。
早期出血は手術当日の出血ですが、手術の際に十分注意することで防ぐことが可能です。
晩期出血は手術で使用した糸が溶ける時で、通常は術後10〜14日間程度の間にごくごく稀に(1,000名に1名程度)生じます。不可抗力と言って良い出血で、この出血に対応するには2週間以上も入院しなければならないこととなり、通常の7〜10日間程度の入院手術では対応できません。
当診療所では晩期出血を生じさせないように縫合法を工夫していますし、かつ、このような緊急時のために24時間対応の連絡先も用意しています。