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監修:岩垂純一診療所

排便と痔の関係

排便のポイント

我慢しない

便を出したい気持ち、つまり便意とは便が直腸まで届き、直腸の壁にある圧受容体を圧迫し、それが脳に伝わり感じているものです。
便意を我慢すると、便を感じる圧受容体が鈍くなり、結果として便意を感じなくなってしまいます。
我慢は便秘をまねきます。

便を出し切ろうとしない:
長くて3分以内で

便意を感じてトイレへ行けば、直腸まで便が来ているため、最初の息みで、ほとんどの便は出てしまいます。残ったわずかな便を完全に出し切ろうとトイレに長居をするのは、肛門に大きな負担をかけてしまい痔の原因となります。
便を完全に出し切らなくても健康に影響はありません。
排便時間は長くて3分以内にしましょう。

排便後は清潔に

肛門は便が出るときは広がり、そうでないときは閉じているため、結果として肛門周囲には細かい皺があります。したがって排便後、紙で拭くだけでは、その皺に便のかすを、すり込むけっかとなりかねません。排便後は温水洗浄便座を利用し肛門を洗うなどして清潔に(ただし十分に乾燥を)しましょう。

ご注意:このページは一般的な知識や治療方法などをご紹介したもので、医療機関により大きな違いがあります。 肛門は大変複雑で繊細な部位ですので、信頼できる医療機関をご受診ください。

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監修者のご紹介

岩垂純一

医学博士 岩垂 純一

社会保険中央病院時代に研鑽した豊富な経験をベースに、どんな重症の痔も日帰り手術で苦痛なく根治治療を目指す自身の診療所を、東京銀座に開設(高度な技術の為自由診療となっております)。
詳細なプロフィールはこちら:https://www.iwadare.jp/info/prof.html

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